最近、NFC搭載型スマートフォンが話題となっているが、
どうして、日本ではそのまま利用出来ないのかをまとめておきます。
・NFCとは・・・ICカードや携帯電話などを機器にかざすだけで情報をやり取りできる近距離無線通信の規格。世界標準の規格である。
規格としては、「ISO/IEC14443 Type A」や「ISO/IEC14443 Type B」があります。
日本では、「taspo(タスポ)」は「TypeA」、
住民基本台帳カードは「TypeB」で使われております。
・Felicaとは・・・FeliCaチップの中でデータを記憶する。
JR東日本の「Suica」やビットワレットの電子マネー「Edy」と携帯電話の「おサイフケータイ」で利用されているが、この仕様を使っている国は、日本と韓国のごく一部。
またまた、ここでもガラパゴス!!夏◯さんが好きな言葉だけあって、自ら進めた仕様でもガラパゴスだったんですね。
規格そのものがNFCとはFelicaでは違う為、iphoneやandroidでNFCチップが搭載されても、
Felica対応しているカードリーダーでは使えないのです。
さらに、「おサイフケータイ」はNTTドコモの登録商標である為に、
ソフトバンクとKDDIとSK Telecomと合同でNFCを利用したサービスの実験を行っています。
「MasterCard® PayPass」による電子決済サービスと、
NFCタグを利用したスマートポスターを大日本印刷、凸版印刷などと共同で行っています。
モバイルNFCサービス日韓共同実証実験の開始について
さらに、NFCの利用を拡大している大きな要因として、
「対応するICカードやタグが安価なこと」とスマートフォンが今後対応する事で
Felicaのシェアを奪いつつあります。
但し、JR東日本もドコモも共同でFelica Networks社を建てたので、
NFCが交通機関でも利用出来るようになるかは、微妙です。
すでに、フェリカでの利用が出来ているわけで、変える必要が無いためです。
上記で試みている広告分野では、進む可能性があります。
現実的には、新規参入するものはNFCを利用して、携帯電話はFelica & NFCという形で
対応していくのでは、ないでしょうか。
simカードに、Felicaチップを入れるなどをすれば、どのケータイでもFelicaは使えるわけですから。
詳しくは、「フェリカの情報をSIMカードに収容して端末に差せるようにする。」
Smart@BLOG (android,iOS): スマートフォン(android,iphone)の【おサイフケータイ】の現状
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